はじめての総構え 驚きの傾斜をあなたに
2020年 作成 掲載内容は制作当時の情報です。
総構(そうがまえ)ってなに?!
小田原城の総構は、小田原北条氏が豊臣秀吉との合戦に備え、天正18年(1590)までに、
小田原城とその城下を囲って築いた総距離9Kmにも及ぶ大規模な堀と土塁により要塞の跡です。
豊臣軍21万、北条軍3.4万と圧倒的に不利な中を勝ち抜くための秘策が総構。
歴史と自然が融合した壮大で「映える」歴史遺構です。
総構のココがすごい!
深さ10m以上、角度50度以上の傾斜は戦国版・リアル「そそり立つ壁」!
関東ローム層と呼ばれる粘土質の赤土はツルツル滑り、堀底からはい上がるのは不可能でしょう。
この総構に手を焼いた秀吉ほかの武将は、北条氏降伏後、自分の居城にも総構を築きました。
つまり、小田原城の総構がその後の日本の城のあり方に大きく影響を与えたのです。すごいですね!